【税理士/浅野さん⑥】
企業にとって現状分析はとても重要なものです、言い換えれば『経営課題の把握』ということでしょうか? 実は、中小企業を数多くみている専門家からみてこの経営課題の把握と改善への努力不足が深刻な問題だと感じております。もちろん金融機関も同じ意見です。
(1)経営者の資質
誠実性・信頼性・営業力・技術力・計数能力・コミュニケーション能力・企画力・体力・決意覚悟など
(2)事業に関する概況把握
代表的なフレームワークは、SWOT分析・PEST分析・3C分析・5フォース分析など
(3)財務に関する概況把握
実質純資産額・正常収益力・金融債務に関する情報・設備投資の状況・債務償還年数・資金繰りの状況など
(4)窮境原因の把握と除去可能性
窮境原因は、外部環境に起因するものと、内部環境に起因するものに大別されます。前者には得意先の海外移転、円高によるコスト競争力の喪失、代替品の台頭、大口得意先の倒産等があり、後者には売上高至上主義、多角化の失敗、設備投資の失敗、経営管理の甘さ、役員・従業員の不正等があります。
(5)その他の留意点
コンプライアンス違反、中小企業に求められる会計基準など
中小企業の場合は経営者を容易に交代させることができないので『危機意識』『意識改革』『覚悟』がもてる環境がとても重要になってきます。財務諸表(特にBS・CF)は経営者の経営力をそのまま表していると言われています。この機会に上記内容を今一度検証してみてください。
青山外苑会計事務所
代表税理士 浅野順彦
http://www.aoyama-kaikei.co.jp/



