仕事ではなく仕事の価値に光をあてる

次に登壇されたのは、札幌系研究会の水谷格之講師です。
水谷講師が代表を務める株式会社光りもの.jpは「人を光らせる」をテーマに、働く人を光り輝かせる会社と謳っています。
そこで水谷講師が長年続けているのが、何を作っている、何を売っている、ということよりも誰がどんな思いでその仕事をしているか、ということに魅力を感じ、そのテーマの仕事を継続してやっているということでした。

特に「ヘルメット被っている仕事の方」とか「作業着を着ている方」、そういった「働く人のドキュメント」、さらに経営方針発表の演出、動画マニュアルの作成などを商品としています。
最近書き換えたという理念は「日常の当たり前に感動を作る」。
例えば運送業や電気といった様々な現場で働く方々は、普段なかなか「ありがとう」を言われるような仕事ではないのですが、その方々に話を聞くと皆さん与えられた仕事は本当に真面目にこなして、とにかく常にいい仕事しよう意識が高く、本当に尊敬できる方ばかり。
ただ、普段「ありがとう」と言われないがために、ネガティブなイメージだけで業界は人手不足となっている。
そういったところに感動を作るということをテーマにしているということです。

動画はやり方よりも「やりがい」を伝える

3年ぐらい前から日創研でも「グロースカレッジ」というのをリリースしましたが、導入しても活用の仕方がわからないという企業も多いので、その導入やマニュアル作りの手伝いもしています。
実はマニュアル作成のアプリは以前からありましたが、大手企業向けがほとんど。
フランチャイズや全国のスーパーやコンビニ、ドラッグストアなど10万人のパートさんを明日から決まったオペレーションで指導するためのもの。

「グロースカレッジ」は、コロナ禍の時に基礎がないとすぐ崩れるということで、緊急対応として経営に対する基本、応用という講義を田舞代表がオンラインで行おうということから始まりました。
その講義をする上で、仕事の手順、コツやノウハウといったものをカテゴリー分けしていく中、仕事感や人間力といった基礎、あるいは基本的な仕事の手順などの講義は各社共通で使えるということになり、共通の部分を「標準装備」として、その他の各社の現場仕事のノウハウ、特に現場の「暗黙知」を形式知化、つまりマニュアル化するための機能を付随させたのが「グロースカレッジ」です。

水谷講師は3社の導入事例を紹介しながら、これは単なる動画マニュアルではないと言い、本来マニュアルで伝えるべきはそれぞれの仕事の魅力や「やりがい」なんだと言います。
どんな思いで働いてるのか、どんな苦労や失敗があった、その上でこんなやりがいや成功体験を持っていといった、現場の生々しくありのままの姿こそが本当の魅力であり伝えるべきだということ。
今の仕事は当たり前にあるのではなく、皆さんが今まで苦労して取り組まれてきたことで今がある、そういった経験値や生きざまがその仕事の魅力になる。
「グロースカレッジ」はたまたまそこにフィットしたアプリだったと水谷講師は言います。

 

辛卿孝講師、松丸元康講師、水谷格之講師、貴重なお話ありがとうございました。
ご参加いただいた皆様にも改めてお礼申し上げます。