2014年も残すところわずかとなり、東京経営研究会の例会も今年最後となりました。
今年最後の例会は20周年記念例会、さらに栗駒会長の最後の例会ということもあって、いつもとは違う例会が催されました。
場所は結婚式場として有名な「目黒雅叙園」で行われました。
開業して85年の歴史を持つ目黒雅叙園は豪壮華麗、20周年記念としてフィナーレを飾る例会としてふさわしい会場でした。
その例会の司会は経営支援室 室長の小林和道さん、今回の担当として例会をプロデュースしてもらいました。
開会宣言は次年度の会長である狩野刀根男さん、続いて今回が最後となる会長の栗駒和訓さんからの挨拶で始まりました。
今回の例会は、日創研の研修スタイルを持ちこんだもので、相談役である太田和隆さんの会社「ダイヤ冷ケース株式会社」を一つのケースとして参加者全員でその経営について考え議論するというものでした。
ファシリテーターとして経営支援室の田中正吾さんにも登壇してもらい、進められました。
事前に太田さんとダイヤ冷ケースさんのこれまでと現在の状況、問題、課題をまとめた資料が配布され、例会当日までにしっかりと読み込んで、それぞれ意見を持って参加して頂きました。
田中さんからのオリエンテーションの後、まずは参加者が各テーブルに分かれて早速ディスカッションが始められました。
皆さん、事前に資料を読み、意見を持って参加して頂いているので、スタート直後から各テーブルともとても活発に意見が交わされていました。
その後、会場のテーブルを変え、全体での発表、田中さんのファシリテーションのもと議論を進めていきました。
ダイヤ冷ケースさんの「機会と脅威」「強みと弱み」について各テーブルで出た意見の発表でしたが、途切れることなくたくさんの、そして色々な視点での意見が出てきました。
これからの戦略や新しい製品アイデアなどについては、さらに多岐にわたった意見が出されました。
そして発表される意見が、田中さんのファシリテーションによって、時にそれぞれの意見がぶつかり合うことによって、さらに深められていきました。
会場にはダイヤ冷ケースの社員さんも参加され、この全体発表の際には太田さんと共に後ろで次々と発表される意見を聴いていました。
営業の方もいらっしゃいましたが、工場勤務の方は普段外部との接触がなく、まして他業種の経営者の意見や考え方を聴くのが初めてということで、とても良い刺激、学びになったということでした。
全体のセッション終了後に太田さんからお話しを聴きましたが、「耳の痛い」話もあり、また新しい意見もあり、とても有意義な時間だったということでした。
終わりに監事の藤野隆司さんから謝辞がありましたが、今回ファシリテーターだった田中正吾さんの会社(株式会社アークビルサービス)をケースにしよう、という案が出されていました。
例会終了後に、先月より大病から復帰して例会に参加されていた安久哲生さんに挨拶をして頂き、これからまたご一緒に学んでいける喜びを皆さんと分かち合いました。
また、10月より社長に就任された長谷川剛さんにも挨拶をして頂き、来年からは積極的に例会に出席して学んでいくことを述べられました。
最後に副会長の進藤耕一さんの閉会宣言で今年最後の例会は幕を閉じました。
経営研究会の会員が、お互いの経営についてまさに「参加型」で学ぶという、栗駒会長が有るべき姿として考えていた例会、20周年記念としてまたフィナーレを飾るにふさわしい例会でした。
今回も師走の忙しい中にたくさんの方に集まり頂き、本当にありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します。
【出席数】
会 員 :55名
オブザーブ:10名
合 計 :65名