【税理士/工藤さん⑤】

AKBがお送りするマジカル会計ツアー♪♪

ダッダターン♪タタ♪タター♪タターン♪
ダッダターン♪タタ♪タター♪タターン♪
パパー♪♪♪♪♪
パッパッパパー♪♪♪
♪♪♪タッタッタ

こんにちは!税理士の工藤昭彦です。毎週水曜、マジカル会計ツアーと題しまして、会計(決算書)のお話をさせていただきます。

この放送は、AKB(Akihiko Kudoh Broardcasting)からお送りいたします。

先週までは、
「儲かっているのか」を見る「経営安全率」、
「資金繰りは良いのか」を見る「自由資金比率」、
「つぶれないのか」を見る「自己資本比率」、
このたった3つの指標で自社の状況がわかること、

「儲かっているのか」を見る「経営安全率」とは、
「売上が○%落ちて経常利益ゼロ」という意味の数値で、
高いほど良く、50%以上が理想、15%以上が優秀。
経常利益÷(売上―変動費)で算出。

「資金繰りは良いのか」を見る「自由資金比率」とは、
「増えた利益の中に自由に使えるお金がどのくらいあるか」という意味の数値で、
高いほど資金繰りが良く、
『目指すは100%』
フリーキャッシュフロー÷利益剰余金増加額で算出。

「つぶれないのか」を見る「自己資本比率」とは、
「資本のうち返さなくてもよい資本の率」を表し、高いほどつぶれにくく、
『目指すは40%』
自己資本÷(自己資本+他人資本)で算出。

というお話をいたしました。

これらの指標は単独に存在しているのではなく、お互いに関連しています。

経営安全率、自由資金比率が高まると、結果として自己資本比率が高まります。

言葉で表すと難しくなりますが、理由は下記の通りです。
面倒であれば、3つの指標は関連していると言うことだけ覚えておいてくださいね。

経営安全率は経常利益÷(売上―変動費)ですから、経営安全率が高くなるのは経常利益が増えたときであり、経常利益が増えれば当期純利益が増え自己資本が増加します。
自己資本は、自己資本比率の分子、分母を構成しますので、
自己資本が増加すると結果的に自己資本比率が高まります。

自由資金比率が高くなるのは、フリーキャッシュフローが増えたときであり、フリーキャッシュフローが増えるには、売掛金、棚卸資産、固定資産が減少し貸借対照表上それに見合う他人資本が減少しています。
他人資本は、自己資本比率の分母を構成しますので、他人資本が減少すると結果的に自己資本比率が高まります。

「儲かって」「資金繰りが良くなって」と2つが改善すれば「つぶれにくくなる」のは、当然ですからね。

経営安全率、自由資金比率が高まると、結果として自己資本比率が高まります。

それでは、来週水曜日に!
I wanna be with you!

ダッダターン♪タタ♪タター♪タターン♪
ダッダターン♪タタ♪タター♪タターン♪
パパー♪♪♪♪♪
パッパッパパー♪♪♪
♪♪♪タッタッタ

「共学共創」―共に学び「価値ある創造」を追求する
日創研東京経営研究会所属、税理士工藤昭彦でした。
http://www.zaimugenki.jp/