2023 年 日創研東京経営研究会 会長方針
〈2023年度 東京経営研究会 活動テーマ〉
「不易流行」
価値共創の未来へ
国内外の経済は、コロナ禍と中国ロックダウンショック、ウクライナ危機の直接的・間接的影響により不確実性に満ちています。
他国の経験則からもコロナ感染拡大はいずれピークアウトし、市場もコロナ後の経済再開を視野に入れ始めると考えられますが、ウクライナ危機が長期化すれば、世界的な景気減速への不安も抱え、回復への道筋は不確かです。
コロナショックを起点として、時代が変わり価値観も大きく変わりはじめ、「目に見えるモノ」から 「目に見えないモノ」に価値をおくという時代に変化しています。
時代の変化に応じて、伝統を踏まえながらも新しいものを取り入れて変化し続ける不易流行の原理で、東京経営研究会の理念と原点に立ち返り、会員相互の絆をより深め、価値を共創していくことを目指していきます。
以上の活動テーマに沿って、次の3つの方針で活動してまいります。
基本方針
方針 1)委員会活動の強化と組織の活性化を図る
業績の良い会社は往々にして良い社風を構築しております。では、業績の良い経営者が集まる研究会は良い会風を構築していなければ矛盾します。健全な経営者の会を目指します。
縦の関係だけではなく横のつながりを大切にし、委員会活動の勉強会に力を入れ、会員一人一人に光をあてます。2022年に引き続き会員相互の交流とコミュニケーションを取り、質の高い情報、会員一人一人の強みを共生・共有していきます。
方針 2)For Youの精神と自社の強みを活かす
2022年本部会長方針に「経営の原点に戻る・いま仲間の為に何ができるか」とあります。本年度本部会長方針にも「経営の原点に戻り自社の強みを活かして経営革新」とあります。
お互いに尊重し合える仲間と繋がり、自分と、自分が大切に思う人がどうありたいかを考え、対等な関係性をつくり、経営の原点に戻り自社の強みと価値を高め、時代の変化・多様化へ、共に学び共に栄えてまいります。
方針 3)経営相談の活用
経営相談は、誰にでも相談できる内容ではないのが実情です。従業員数規模が比較的小さい中小企業の経営者は、経営者としての業務と現場のプレイヤーとしての役割の両方を担っている方も多いため、特に相談相手がいなく、孤軍奮闘状態の方が多くいらっしゃいます。
東京経営研究会の最大の強み「可能思考研修という共通体験」「共通の価値観」を持っています。決算書を見せ合う信頼できる仲間がいます。経験豊富な仲間や支援室の活用をしていきましょう。
各委員会活動方針
三役・室長・委員長等、理事の責任・役割を明確にして、理事の学びをより大きくします。そうすることで理事会・委員会・例会の質的向上につながり、会の活動は更に活性化され、一般の会員さんにも大きな恩恵が得られ、会員満足につながる学びを積極的に行います。
経営理念委員会
・自社の理念やビジョンを探究し、自社の強みを経営に活かす研究を行います。
・理念やビジョン、コアコンピタンスなどに関わる例会を担当します。
経営戦略委員会
・これからの時代の経営戦略の立て方、浸透について研究を行います。
・プレ経営発表大会例会を担当
・全国経営発表大会発表者の選出と育成
価値創造委員会
・目に見える資産形成に価値が置かれていた時代から目に見えない新しい価値観の時代を躍動的に生き抜くための、自社の価値を高め、縦社会から対等な社会へ活かす研究を行います。
・「多様性」に富んだ、フレキシブル時代に合わせた例会を担当します。
マーケット委員会
・新たな時代に経営に役立つ精度の高い情報を多角的に収集、研究発信する活動と役立つ情報に関係する例会を担当します。
ありがとう経営推進委員会
・新たな価値観の時代に変化した顧客満足・従業員満足のありがとう経営の研究活動とありがとう経営に関する例会を担当します。
組織活性化委員会
・業種・地域ごと、など密度の濃い情報交換や交流の少人数の場を作り、新たな価値観の時代に会員同士のコミュニケーションを高め、安心安全な場で新たな会の価値を生みだす活動を行います。
・異業種を知ることで、自社の本質に気づき新たな価値が生まれるきっかけを作るコラボレーション例会を担当します。
広報・広告実践研究委員会
・実践を通し自社の価値をターゲットに向け、効果的に伝える方法を研究します。
・“会員全員に情報が届く電子メールに変わる新たな伝達システムの研究と活用をおこないます。コンテンツ、メールマーケティング、YouTube動画など、伝達システムの研究と活用を行います。
・言葉の重要性、伝え方、最適なアプローチをより効果的な広報広告に関する例会を担当します。
総務会員拡大委員会
・新入会員は年間を通してフォローを行い、入会面談、オリエンテーションの開催と次世代の会を担う理事の育成を担当します。
・会のロイヤリティを高める目的の活動を行います。
・例会・総会の受付参加人数確認等事務局のサポートを行います。
・会員の100%可能思考研修修了のサポートをします。
中期ビジョン研究室
・中期にわたる東京経営研究会の次世代リーダーが育つ仕組み作りを提案します。
・準会員の正会員化へのサポート
・会員の交流を通し、東京連邦に向けて会員の気運が高まる例会を担当。
・公式教材の浸透、のサポートを担当します。
経営支援室
・財務など経営に関する相談の窓口を行います。
・必要に応じ会員企業の経営の支援となる勉強会を行います。
コミュニケーション活性化室
・理事会や例会の学びを懇談会で振り返りすることでより学びが深まります。また仲間との深い交流を通してさらに多角的な観点から学びを落とし込むことができます。WEB、リアル、合同例会など新たな形態の中でより、効果的にコミュニケーションを高め、学びを深める懇談会を実践します。
三大大会担当特命チーム
・事務局長・副会長が会員からリーダーを選出、任命、13の徳目朝礼大会の代表会社選出と大会参加へ。
全国大会、全国経営発表大会、特別研修の当会会員の動員や運営などを担当します。
経営研究会での活動を通して、会員が成長し、そこで働く社員さん、関係各社が、お客様から「ありがとう」をたくさんいただけるようになります。そして社風や業績のより良い企業になることで、会員満足が高まり、ジェンダーレスな会、未入会者があこがれるような会にしていきます。
皆さん、楽しみながら笑顔で学んでいきましょう。
日創研東京経営研究会 2023年度会長 淺本寧枝