■熱く議論している先輩たちを手本に

太田 和隆【1999年10月入会】

太田 和隆【1999年10月入会】

1999年から2000年にかけて起業家養成スクールを受講しました。その中の業績アップ研修で同じ課の方に「起業家を卒業したら東京経営研究会で一緒に学びましょう」とお誘いを受けたのがきっかけでした。
入会当初は右も左もわかりませんでしたが、経営計画の発表会に参加したときに、決算書まで公開して熱く議論をしている先輩たちに接して「真剣に勉強している人たちだなあ」という印象だったことを強く記憶しています。合わせて、「常に前向きに明るく肯定的に生きることの大切さ」を改めて実感できる会員の方々が優秀な業績を上げており、その多くの先輩経営者を手本にしようと思い入会しました。

■日々悩みながら仕事と向き合う

日本全国および一部の近隣諸国のケーキ屋さん向けの冷蔵ショーケースを製造・販売している会社を経営しております。製造・販売業としての目指すべき強い組織、それを構成する人財の育成、これは永遠の課題といえると思います。その源は自分自身のリーダーシップに他ならないと思います。仕事や会社、社員さんへの愛情をどう深め、伝えていくか。自らの使命を明確にしてどう生きていくか。その中から現場に通じる戦略や具体的な戦術が見出されると考えていますが、なかなか思い通りにいかず、日々悩みながら仕事と向き合っています。
「より高品質な製品」と「お客様の商売繁盛のパートナーとしての存在」を目指して日々格闘しています。とてもやりがいのある仕事と感じる一方で、昨今の進歩の実感が薄いのも事実で不安や焦燥感も絶えず感じています。しかしそれが学びへの意欲と実践力アップのモチベーションにもつながっているのだと思います。

■真剣に学ぶ姿から刺激をもらう

2003年、小河原正光さんが会長を務められたときに事務局長として会の運営に直接関与する機会に恵まれました。それ以来、理事の一人として東京経営研究会の活動に参加させていただいております。異業種の経営者団体の共同体でありながら、多くの会員さんが真剣に勉強されている姿に常に刺激をもらっています。
自社の業績を上げ、社員さんを幸せに導き、社会的役割を全うしていくという共通の目的が明確であることがこの会の強みだと感じています。異業種の会社から学ぶ、異業種の経営者とともに学ぶことの大切さと楽しさをお互いに認め合いながら、共に成長することを目指していきたいと思います。

ダイヤ冷ケース株式会社 代表取締役
太田 和隆(2015年 経営支援室 室長)